アップデート内容によってはサイトの表示が崩れることもあるので、クライアントワークにおいてはテスト環境で検証後にアップデートしたい方が良いので、本番環境は自動更新を止めておく事が一般的となります。
WordPressのバージョン表記は6.7.2のように、3つの数字で表されます。
初めの2つの数字6.7の部分がメージャーバージョンの表記で、最後の.2がマイナーバージョン表記となります。
メジャーアップデートとは・・・
年に2〜4回行われ、新機能の追加や廃止/仕様変更による大規模なプログラム変更が行われることがあるため、利用テーマやプラグインに影響が出る可能性があります。
メジャーアップデートリリース後も暫くは、前バージョンのマイナーアップデートが継続して行われ
マイナーアップデートとは・・・
セキュリティ対策や細かい不具合の修正が行われます。サイトの表示への影響がほぼ無いため、特別な理由がない限りアップデートを行いましょう。
不定期で行われます。
メジャーアップデートの自動更新については、ダッシュボードの更新画面で切り替えることができます。
画像の枠内のリンクをクリックする事で、自動更新 / 手動更新 を切り替えます。
手動更新にしても、マイナーアップデートは自動で行われます。
プラグインについては、ダッシュボードのプラグインページから、プラグインごとに自動更新 / 手動更新を切り替えることができます。
プラグインごとに画像の枠内のリンクで切り替えます。
WP本体のマイナーアップデートや、その他の自動更新を止める方法。
__return_true
と __return_false
を変更する事で切り替えることができます。
マイナーアップデートの自動更新を止めたい場合は、functions.php
に下記のコードを追記してください。
add_filter( 'allow_minor_auto_core_updates', '__return_false' );
メジャーアップデートの自動更新を止めたい場合は、functions.php
に下記のコードを追記してください。
※これはあまり使わずに、始めに記載したダッシュボードから変更した方がよい
add_filter( 'allow_major_auto_core_updates', '__return_false' );
テーマの自動更新はデフォルトで無効化されているため、自動更新を有効化したい場合に下記のコードを functions.php
に追記してください。
add_filter( 'auto_update_theme', '__return_true' );
翻訳ファイルの自動更新を無効化するには下記のコードを functions.php
に追記してください。
add_filter( 'auto_update_translation', '__return_false' );
プラグインの自動更新はデフォルトで無効化されているため、自動更新を有効化したい場合に下記のコードを functions.php
に追記してください。
※これはあまり使わずに、始めに記載したダッシュボードから変更した方がよい
add_filter( 'auto_update_plugin', '__return_true' );
全ての更新を無効化するには、2つの方法があります。functions.php
で制御する方法。
add_filter( 'automatic_updater_disabled', '__return_true' );
wp-config.php
で制御する方法。
define( 'AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', true );
更新の通知メールは、複数のサイトを管理している場合、大量にメールが来る事になるためメインサイト以外はオフにする事が多い。
add_filter( 'auto_core_update_send_email', '__return_false' );
公式の方針として常に最新版へのアップデートが推奨されています。
そのため自動更新をオフにした場合でも、早めにテスト環境でテストして最新の状態を保つようにしましょう。
5.x から 6.x など複数のバージョンをまとめてアップデートする事で、よきせぬトラブルが発生することもあります。
個人的にはテーマの設計時から、ダッシュボードから操作できるものは全てダッシュボードから行えるように設定するようにしています。
またメインサイト以外は、基本的に全ての更新をオフにしています。
ただし、なる早で検証を行い新バージョンが出てから一ヶ月以内には、最新版へのアップデートを完了しています。
クライアントワークでは、こちらの「更新通知を消す方法」と併せて設定します。
